NHK BSプレミアム 美の壺「心ほどけるお燗の道具」ちろりってなに?燗酒の美味しい温度は?温度で変わる香りと味

熱燗が美味しい季節です。

1月11日放送の「美の壺」で、はお燗をつけて50年の店主が、材質にこだわった特注やかんで出す燗酒を披露していましたね。甘みと香りが引き立つ絶妙な温度について、酒を温める「ちろり」、盃を温める「盃台」、そして携帯用の燗(かん)道具などが登場しました。

アウトドアで楽しむ燗酒なんて聞いたことなかったです。

熱燗は居酒屋っていうイメージですよね。

お家で熱燗つけますか?

自宅だと電子レンジとか、湯せんでつけるのが多いのでしょうか。

私日本酒にはめっぽう弱くて、知識がないのです。

まず徳利に入っているあったかい日本酒は全て熱燗だと思っていたんですけど、熱燗て燗酒の中の一つなんですね。

燗酒にはどんな種類があるのでしょうか。




燗酒の温度と種類

熱燗と燗酒は意味が違います。

日本酒を下記のように温めて、温度によって呼び方が変わるんですね。

熱燗は50℃くらい。

それ以外にもこんなに種類があるんですね。

お燗の美味しい温度ってどれくらいなのでしょう。

日向燗 30℃ 温度の高さを感じない ほんのり香りが引き立つ
人肌燗 35℃ 触ると温かい お米のいい香りがする
ぬる燗 40℃ 熱くはない 香りがよく出る
上燗 45℃ 注いだ時に湯気が出る 引き締まった香りを感じる
熱燗 50℃ 徳利から湯気が出る・触ると熱く感じる 切れの良い辛口
飛びきり燗 55℃ 徳利を持つと熱い シャープでより辛口

温度によって呼び方が異なることも、こんなに味や香りが変わるとも知らなかったです。

飛びきり燗!飛びきり熱そうですね。

でも寒い冬には温まりそう。

おでんと一緒に…

とか鍋をつつきながらとか…

熱々のお料理に温かいお燗なんて最高でしょうね。

お燗の道具‐徳利とおちょこだけじゃない!ちろり、盃台などお燗の道具にこだわりあり

お燗の道具って徳利とおちょこしか知らないんですけど、ここで初めてちろりってやつを知りました。

ちろりとは…
酒を燗(かん)するための容器で、酒器の一種。注(つ)ぎ口、取っ手のついた筒形で、下方がやや細くなっている。銀、銅、黄銅、錫(すず)などの金属でつくられているが、一般には錫製が多い。容量は0.18リットル(一合)内外入るものが普通である。酒をちろりに入れて、湯で燗をする。ちろりの語源は不明だが、中国に、ちろりに似た酒器があるところから、中国から渡来したと考えられている。江戸時代によく使用されたが、現在も小料理屋などで用いているところもある。(日本語大百科より)

一般的には錫で作られたちろりが多いようなのですが、錫にはお酒の雑味を取って味をまろやかに変えてくれる働きがあるそうです。

酒器で味が変わるなんてとても興味深いですよね。

それはお燗にこだわるお店が、酒器にもこだわるわけです!

徳利にしてもおちょこにしても、デザインが素敵だなあーと思うのですが、見た目だけじゃなく、昨日も優れているのですね。



自宅でのお燗のつけ方は電子レンジはタブー?やっぱり湯煎。意外と簡単熱燗の作り方

自宅でお燗を付ける場合、湯煎する方法と電子レンジによる方法があります。

ここでは徳利を使う方法について…

電子レンジだと徳利の形が細いところと太いところがあるために、温まり方にムラができてしまうんですね。

アルミホイルで細い部分を包むと温度ムラができるのが抑えられるそうです。

電子レンジの燗酒モードがあればそれを使ってください。

また徳利の口をラップで塞ぐと日本酒香りが飛ぶのを防げます。

湯煎の場合は必ず鍋を火からおろしてから徳利を入れます。

徳利に注ぐ日本酒は9番目、鍋の湯煎用のお湯は徳利の半分くらいが目安です。

電気ケトル使って時短してもいいと思います!

沸騰したお湯の火を止めて、徳利をつけたら、2、3分で上燗の温度45度くらいになります。

それを目安につける時間を長くしたり短くしたりして、好みの温度にします。

またお酒が上燗の温度になると、徳利の口の液面が盛り上がります。1分を過ぎたくらいから一気に増えて溢れそうになるので注意です。

やはり湯煎の場合も徳利の口をラップで塞いだ方が香りが逃げずに、美味しいお燗ができるそうですよ。

日本酒をお燗にして頂くのは、身体も温まるし、飲み過ぎを防げる効果もあるそうです。

人肌くらいの温度で1番吸収されるため、早く酔いがまわるため早めに止めることができるんですね。

お燗用の温度計を使うと温度は正確に測れますね。

Amazonなんかでも色々な種類があっていますよー!




おすすめの日本酒のアテに

キャンプやバーべキューなどのアウトドア用の酒器まで!

冬場のキャンプやバーベキューで熱燗なんてお洒落じゃないですか?

携帯用の酒器や燗道具があるそうです。外で晩酌しながらバーベキューって粋ですね!

野燗炉(のかんろ)という、焼くのと、燗をつけるのが同時にできる道具なんですね。そんな機械があるなんて知りませんでした!

これ実は最新のアイテムじゃなくて江戸時代から続く燗道具なんですって。

一説によると平安時代からとも!

キャンプやバーベキューはもちろん、私が1番活躍しそうだと思ったのはお花見!

お花見しながら燗酒って最高じゃないですか??

夜桜見物は寒いけれども、なかなか温かいものって食べられないですよね。

屋台で買ってきても冷めてしまうし。

でも野燗炉があれば熱燗をつけながら焼き鳥も焼けます。熱燗片手にお花見なんて、最高に贅沢ですね。

まとめ

寒い時期に、お鍋やおでんなどの温かいメニューにお燗は鉄板です。

お酒が1番美味しい温度に燗をつけて、味も香りも最高な日本酒を楽しんでくださいね。

日本酒に疎い私でしたが、温度による呼び方の違いや、様々な燗道具、酒器などを知ってとても興味が湧きました!

ちろりで飲む日本酒は最高でしょうね。

これからはお家で熱燗が美味しい季節ですが、春になったらお花見、バーベキューなどでも楽しめる野燗炉。

私も今年はチャレンジしみたいです!

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