冬場の窓の結露毎年に毎年悩まされます。
とくにウチの窓枠がアルミサッシであるため、余計に外と中の温度差ができやすいようで、びしょびしょになってしまいます。
加湿器を止めてエアコンだけにして、乾燥させれば結露が減らせるのかなと思っていたのですが、湿度を下げても外気と中の気温の差は大きいまままですので、やはり結露は発生してしまうんですね。
今朝ふと窓枠に目をやると…
!!!!!!!!!!
サッシにカビが生えている。
へこむというか萎える。
びしょびしょの結露と溜まったホコリ。これがカビ繁殖の格好環境づくりになっていたんですね。
窓のサッシの結露の原因は?
結露って濡れているから湿度が高いせいだと勘違いしていたんです。
でもそうではなくて外気と部屋の温度の差なんですね。
冷たい水が入ったコップに結露がつくのと同じ。
っていうことは乾燥した部屋でも結露は発生するんですね。
特にアルミサッシは断熱性がなく、冷たく冷えるため窓の結露がとってもつきやすい素材になります。
マンションの様な気密性の高い住宅も外気と中の温度差ができやすいため結露しやすい環境と言えますね。
出来れば樹脂のサッシに交換すると良いのですが、マンションとか賃貸アパートだと難しいですよね。しっかり結露対策しなければカビがすぐに発生しまいます。
窓のサッシのカビが繁殖しやすい条件とは?結露ができた窓枠はカビにとっては好条件?
窓枠のパッキンに発生する黒カビ。
どうしてこんなに簡単に繁殖してしまうのでしょう。
カビの繁殖する条件で、湿度・温度・栄養です。
お風呂場ですと、湿度・温度は上がりやすい環境で、シャンプーや石鹸カス、皮脂といった栄養が豊富ですね。
窓枠は、結露による湿気と、暖房で温かくなっている空気、そして溜まったホコリ。といった具合にカビ発生に好条件なのです。
なので、すぐにカビが発生してしまいます。
油断するとすぐに窓のサッシはカビまみれです。
窓のサッシに発生したカビが及ぼす影響とは-咳やアレルギー、肺炎の原因にも-
窓枠に発生したカビ、ただ見た目が汚いという問題だけなのでしょうか。
カビの菌の胞子は普段から空気中を漂っているわけですが、これが窓枠の結露とホコリを栄養にして増殖しているわけです。
ということは吸い込むカビ胞子の数が多くなるということになりますね。
普段なら体内や呼吸器系に侵入しても問題ないものだったとしても、数が増えたり、乾燥によって呼吸器系の抵抗力が低下することで、アレルギーや肺炎を引き起こす可能性がとても高くなります。
ですので、結露を放置しておくと深刻な健康被害が出る恐れがあるのですね。
窓のサッシの結露対策に吸水スポンジが驚異の力を発揮する
窓枠のサッシのみならずガラスにも多量の結露がつきます。
これを取り除かなければ結露が原因のカビは発生してしまいます。
ペラペラの雑巾で拭いてもすぐにびしょびしょになって何回も絞る必要があります。
しかも、なかなか終わりません。
拭いても拭いても水分が残ってしまいますよね。
ここで力を発揮するのが「吸水スポンジ」!
サイズは手のひら程度で、普通のスポンジと変わりません。
しかし、これで窓を拭いたら・・・
!!!!!!
どんどん吸収
窓の結露はスッキリ取れていきます。
ずっしり重たくなって絞ると、どこからその量の水が?ってほど絞れました。
これは窓の近くに置いておいて、気づいたらササっと拭くのにとても便利ですね。
値段も手ごろだし、家中の窓の結露を取って回りたくなりますね。
吸水力が驚異的です!
窓の結露対策に結露取りワイパーで結露を回収-結露対策グッズ①‐
今や100均でも手に入る結露取りワイパー。
すいーっと滑らせるだけで結露が回収できるんです。
回収できるボトルがついているタイプやペットボトルが取り付けられるタイプがあるみたいですね。
窓の近くに置いておいて、気づいたら結露掃除をするのもいいですし、お子さんにやってもらうのも楽しいかもしれません。
ワイパーが入らないところもあると思いますので、そこは吸水スポンジとの合わせ技でしっかり結露を除去してくださいね!
結露防止シートで断熱も-アルミサッシは断熱性が低い-結露対策グッズ②-
家の中の温度が逃げるのって空気だけじゃなくて、窓枠のサッシから40%くらい逃げているって言われているんですね。
アルミのサッシはかなり断熱性が低いです。
昔住宅メーカーで働いていたとき、やはり断熱性というのはかなり重要視して家づくりしているメーカーが多くて、私もリクシルやYKKのショールームに窓の研究に行ったものです。
ペアガラスも今は多くなっています。
しかし、やはりサッシの素材は結構大事で、断熱ならアルミより樹脂です。
とはいえ、マンションなどでリフォームが難しい場合…
DIYしてみてください!
DIYといってもサッシを取り換えるのではなくて、窓枠のサッシの部分に結露取りテープを張るだけ。
垂れてきた結露をキャッチして吸収してくれます。
それだけでなく断熱性の低アルミサッシの断熱性をUPするのにも効果的なんですね。
それだけで光熱費の節約にもなるばかりか、結露対策にもなるって一石二鳥ですね!
ただ結露の除去はテープの場合、サッシの部分と垂れてきた結露だけになってしまうので、窓の部分は吸水スポンジで吸水させるともっと良いですね。
結露によるカビが発生してしまった!カビの取り方は??
サッシのカビを発見すると大変萎えます。
しかしここは掃除するしかありません。
気合を入れてとっとと綺麗にしてしまいましょう。
色々調べていると、酸素系漂白剤と重曹を混ぜてパックするという方法もあればカビキラーを使うとかエタノールという方法やらいろいろ出てきます。
まず私的には酸素系漂白剤と、重曹をパックする方法は危険かなと思います。
なぜならサッシのアルミの部分についてしまう可能性がとても高いからですね。
マスキングして丁寧に行えばいいと思いますが、手間が増えます。
めんどくさがり屋の私には避けたい方法です…
アルミと酸素系漂白剤や重曹は相性が悪く、アルミを変色させたり傷ませる原因になりかねません。
オキシクリーン(酸素系漂白剤)の過去記事はこちら
エタノールは他の部分への影響が少ないので火気さえ気をつければ問題ないかと思います。
しかし、カビを除去するほどの殺菌力があるかは疑問です。
エタノールなら何でもいいわけでは無いですし、濃度も色々ですから。
たとえば手指消毒用のエタノールでは全く無意味なのは想像つきますよね。
手に付けても大丈夫なくらいの濃度なので…
そしてカビキラー他、カビ取り用塩素系漂白剤。
こちらは飛び散りが心配です。
泡カビキラーなど、垂れずにとどまれるタイプも出ているものの、水場ではないので飛び散って変なところを漂白してしまったら辛いです。
すぐに洗い流せませんしね。
ここで私が推したいのは窓のパッキン用のカビキラー。
接着剤みたいに、出したいところに出して、垂れない。
ピンポイントで狙える!
これは最高ですね。
換気とマスク、あとはゴム手袋の装着は忘れずに…
窓のサッシの結露防止方法
一番手っ取り早いのは換気だと思います。
外気と部屋の温度差で出来るものですから、換気して内と外の温度差を亡くしてやるのが一番だと思います。
結露がついている朝、洗濯物を干すために窓を開けたままにしている数分の間に結露が消えているということはありませんか?
数分でいいから換気をすれば、結露って防止できますよ。
まとめ
吸水スポンジの吸収力は驚異的なので試してみる価値あり。
結露取りワイパーと吸水スポンジの合わせ技で完全に結露を取って。
アルミのサッシは断熱性能が低い。結露取りテープを張って結露吸収と断熱の一石二鳥!
結露によって発生したパッキンのカビにはパッキン用カビキラーがおすすめ。
結露予防の効果的な方法は「換気」
結露のストレスから解放されて、ストレスフリーな冬を過ごしましょうね!