近年日本ワインが注目を集め、人気が高まっているということです。
世界最高峰のワインコンクールで、イギリスのワイン雑誌「デキャンタ」が主催する国際ワインコンクールでなんと金賞を受賞したワインがあります。
中央葡萄酒の「グレイス甲州2017」という日本ワインです。
古くから日本に伝わるぶどう甲州を使った白ワイン。繊細で複雑な香りと深い味わいが高く評価されました。
美の壺 選「日本ワイン」では様々な日本のワイナリーのこだわりのワインづくりから、ワインに合う食事を提供するレストランなども紹介されていました。
最近は手軽にス―パーやコンビニ、カルディなどでワインが手に入り、安価でも美味しいものが増えています。
そこで、ワインクーラーがない自宅でのワインの保存方法について調べたいと思います。
私なんかはそんなに家庭で頻繁にワインを飲むわけではなくて、ましてや一人暮らしのアパートにワインクーラー設置は無理なのです。
ワインの保存方法-場所・温度や湿度はどうしたらいい?
まずは保存場所ですよね。
一人暮らしの狭いアパートですから限られてしまうのですが、ワインは温度や湿度が大切ですよね。
そしてよく見るワインクーラーってボトルを横にして収納しています。
ということは置き方は立てる?寝かせる?
ワインの保存は立てる?寝かせる?
ワインは寝かせて保存するもの。
なぜならコルクが乾燥して縮み、隙間が出来ることで、ワインが空気に触れ参加してしまうから。
という情報もあれば…
ワインは立てて保存しても問題ないという情報もあります。
実際は立てて保存するか寝かせて保存するかより温度と湿度が大切なんだそうです。
立てて保存したとしても、液面とコルクの間の隙間の湿度は95%程度。
ということは「ワインを立てて保存する」ことによって乾燥してコルクが縮むということは考えにくいそうです。
むしろ長期間寝かせて保存しておくと、コルクにワインが浸透してボロボロになるんだとか。
そうするとコルクが途中で折れて抜けないということが起こり得るんですね。
しかしこれに関しては、横にした方が良いという情報もあればこのように立てて保存する方がいいという情報もあります。
購入される際に、ワインの専門家にそのワインに適した保存方法をしっかり確認した方が良さそうですね。
いずれにしても、もっと大切なのは温度と湿度。保存場所のようです。
※スクリューキャップの場合は立てて保存して問題ありません。
ワインの酸化を防ぐ保存方法は?-湿度・温度・冷蔵庫での保存-
ワインは酸化が進むと色が褐色に変化してきて、味や香りも悪くなってきます。
とはいえ、適度な酸化は赤ワインの色素の安定とまろやかさを増すのに必要なんですね。
過度な酸化はワインの劣化になります。
特に白ワインは酸素に敏感なので酸素に触れさせないことはとても大切です。
また、急激な温度変化にも弱く、とくに高温から低温へと急激な温度変化のある環境では、ワインの酸化を進めてしまう大きな原因となるようです。
ワイン保存の最適温度とは?
ワインは保存の温度が高すぎると、酸化がどんどん進んでしまいます。
逆に温度が低すぎても熟成が止まってしまうので、長期保存の場合10~15℃に保つのが最適と言えます。
ワイン保存の最適湿度とは?
ワインの保存湿度が低すぎると、コルクが乾燥して酸素が混入し、酸化が進んでしまいます。
湿度が高すぎると、カビが発生してしまう原因になります。
最適湿度は60~70%です。
ワインの最適な保存場所は?冷蔵庫の野菜室でも可。
一番いいのは温度や湿度管理ができるワインセラーです。
しかし、家庭では無理なので、冷蔵庫の野菜室に新聞紙にくるんで保存するのが良いそうです。
直射日光や蛍光灯の光が当たる場所は劣化を進めてしまうため注意が必要です。
また匂いのきついものと一緒にしていると匂いがワインに移ってしまう可能性があるため匂いがあるものと一緒に保管することは避けましょう。
そして振動も避ける事。
振動により対流が起き、健全な熟成の妨げになるということです。
ですが、自宅での保管だと長期保存して熟成させようなんて思って冷蔵庫の野菜室には入れないと思うので、
- 直射日光や蛍光灯の光を避ける
- 匂いの強いものと一緒に保存しない
- 最適な湿度と温度を守る
これが維持できればご家庭でもワインを楽しめると思います。
開封済みのワインの保存はどうしたらいい?おススメはバキュバン!
開封して飲みきれなかったワインは、空気に触れないように栓をして冷蔵庫に保存してください。
その際、バキュバンなどを使って、空気に出来るだけ触れさせないようにして酸化の進行を防いでください。
バキュバンって何?っていう方。
ググってみてください!
絶対見たことがあると思いますよー
ワインボトルを真空にできる優れものです。
バキュバンを使わない場合は、コルクをラップでくるんで封をするだけでも保存可能とのことです。
ガス注入を行って劣化を防ぐ方法も…
ワインボトルの空いているスペースには酸素が満たされているのですが、酸素とワインが触れることで酸化が進むので、窒素やその他の不活化ガスを封入し、ワインと酸素が直接触れないようにするという仕組みです。
長期保存はできないため、1週間くらいで飲み切るようにしてください。
まとめ
昨今人気で手軽に楽しめるようになったワイン。
家庭で楽しむ場合も、出来るだけ美味しい状態で保存できるように工夫してくださいね!
ワインの保存は立てて保存、寝かせて保存は一般的には寝かせて保存することがおススメの様です。
しかし、一番大事なのは保存環境。
温度や湿度は熟成や、逆に劣化(酸化が進みすぎることで起こってきます)に大きく関わるため気をつけましょう。
直射日光や、蛍光灯の光は避け、冷暗所で保存です。
ワインセラーが無ければ、冷蔵庫の野菜室にワインを新聞紙にくるんで保存しましょう。