普段のトイレ掃除は、中性洗剤とトイレブラシでささっと行っています。
しかし、よーく見るとさぼったリングやふち裏の黒い汚れ、黄ばみなどが蓄積しています。
裏側をのぞいてみると・・・
知らなかったー!
わー。汚い!
臭い!
掃除しているのに…
ブラシをふち裏にしっかり当てて掃除している(はずなの)に!
写真は自粛…
見たくないこの蓄積した汚れを落とす掃除方法を調べました。
トイレの汚れにはどんな種類があるの?においの原因は?-黒ずみや黄ばみ・カビ・尿石-
トイレの水面近くにできる黒ずみ、黒い輪っか。
通称さぼったリング。
この正体はほとんどカビなのですね。
カビの栄養素は湿気と水垢。
黒カビを落とすとともに、水垢を普段から掃除しておくことも必要ですね。
一方黄ばみの正体は、尿の汚れが蓄積した尿石です。
尿石が出来る最大の原因は、尿中に含まれるカルシウムの性質によります。
元々カルシウムには周囲の環境が強アルカリに傾くと結晶化する性質があり、このカルシウムの結晶化に関与するのが「アンモニア」なんです。
そしてまたこの尿石が頑固なんですよね。
決勝で酢から石のようにカチカチにこびりついて取れないんです。
臭いはこの黒カビや、水垢、尿などが原因です。
あとは床への尿の飛び散りなど。
臭いはこの2つの汚れをしっかりと落とせば解消できます。
トイレの黒ずみ・黒カビ、またの名をさぼったリングの簡単お掃除方法。-トイレ掃除で有名なサンポールから重曹まで‐
まずはトイレの水面の水位を下げます。
これはバケツに多量に水を流すか、紙コップなどで汲みだす方法があります。
黒カビの掃除には「サンサン酸が利くサンポール!」
これ有名ですね。
いわゆる酸性洗剤です。
とはいえ、一方でこんな情報も…
便器やタンク内の黒カビやぬめりなどの酸性汚れには、弱アルカリ性の重曹が効果的。重曹には黒カビに含まれるたんぱく質を分解する作用や、細かい粒子で傷をつけずに汚れを削り落とす研磨作用があります。また、アンモニア臭や腐敗臭の元となる物質を、中和することで臭いを消す消臭効果もあるため、トイレ掃除にはおススメの洗剤なのです。
うん。
なんだか、重曹がいいみたい。
私は、クエン酸と重曹を使った方法が、重曹だけよりも強力で、サンポールよりも人体にも環境にも優しいかなーなんて思って好きです。
私が行っている、クエン酸と重曹の合わせ技は以下です。
使う道具は…
重曹
クエン酸
ゴム手袋
トイレブラシ
さぼったリング周辺の水位を下げたら、重曹を振りかけます。
丁寧にやるなら、重曹水を作ってスプレーします。
そして、その上からクエン酸スプレーを吹きかけます。
私は非常にめんどくさがりなので、両方とも粉のまま振りかけてしまいます。
水と重曹、クエン酸が合わさるとシュワッと炭酸ガスが出ます。
そしたらトイレブラシで磨きます。
なかなか落ちない黒ずみ。さぼったリングも綺麗に落ちます。
トイレのふち裏の落ちない頑固な汚れのお掃除。-黒ずみや黄ばみ尿石の簡単掃除方法と道具‐
ここからが本番です。
トイレのふち裏の頑固な取れない汚れ、黄ばみの元、尿石の掃除方法です。
水垢や尿石などのアルカリ性の汚れには、酸性のクエン酸が効果的です。
トイレのふち裏の頑固な尿石は、便器に付着した尿が菌によってアンモニアに分解され、水に溶けないカルシウムと混じって蓄積したものです。尿石を放っておくと菌の繁殖や悪臭の原因となるため、お掃除で落とす必要があります。アルカリ性の汚れですので、酸性のクエン酸が有効なのです。
重曹と混ぜて使うと、炭酸ガスが発生し泡が出ます。気泡が汚れに吸着して落ちやすくなるため、便器内の頑固な汚れには併せて使用するのがおススメです。重曹の消臭効果と、クエン酸の除菌・抗菌効果で頑固な汚れや臭いを綺麗に簡単に落とすことが出来ます。
※注意!!
クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると有毒ガスが発生してとっても危険です。混ぜるな危険!です。
さて、実際のトイレの尿石の落とし方です。
使う道具は…
使い古し歯ブラシ
ゴム手袋
重曹
クエン酸
トイレットペーパー(できれば厚手)
まずはトイレットペーパーを使ってクエン酸水でパックします。
しっかりとクエン酸が染み渡るように、蒸発したらまた吹きかけるようにして20~30分程度放置します。
その後、重曹に水を少し混ぜて重曹ペーストを作ります。
少しずつ歯ブラシにつけて、ふち裏や黄ばみの部分を磨きます。
その際、泡が出るのでしっかり換気を行ってくださいね。
最後は水を流して、便器にクエン酸や重曹が残らないようにして下さい。
便器を傷める原因になります。
重曹とクエン酸でも落ちない取れない!頑固な尿石汚れには最終手段
重曹やクエン酸でも取れない頑固な尿石汚れには、最終手段・サンドペーパーで削るという方法があります。
便器を傷めてしまわないように、最終手段として慎重に行ってください。
トイレのタンクの中が汚いと、そのタンクから流れる汚い水で便器も汚れます
ということで、タンクの中を綺麗に掃除することも大切です。
タンクの中の水を抜いて、内部を分解してお掃除する方法も洗いますが、これは自分でやると相当大変です。
やるなら掃除業者さんにお任せすることをお勧めします。
自分で簡単にできる方法としては、トイレ洗浄丸、トイレタンク洗浄剤、ブルーレットトイレ漂白剤など、タンクに入れておくだけでタンク内を掃除できるものもあります。
さらに、重曹を使った方法は簡単で、環境にも人体にも優しいので、私はこの方法にトライしたい思います。
重曹を使ったトイレタンクの洗浄方法
タンクの掃除を始める前に、タンクの種類を確認する必要があります。
トイレのタンクには、タンクの上に水が流れるタイプと蓋のみのタイプがあります。水が流れるタイプは蓋に繋がるパイプがあり、簡単には外せませんので、蓋を少し持ち上げて蓋に繋がっているパイプのナットを少し緩めて、できる範囲で蓋をずらします。
ちょっと難しそうw
できるかな。ドキドキ…
重曹1カップをタンクに入れて6時間放置し、汚れを浮かせてから水を流します。外出時やおやすみの時間を利用して浸け置きして洗浄するのもいいですね!
汚れが溜まらないように、月に1度くらいは定期的に浸け置き洗浄を行うと良いみたいですよ!
重曹を使った消臭方法-アロマのエッセンシャルオイルで芳香剤も‐
重曹は消臭剤として使うこともできます。使い方は、重曹を粉のまま置いておくだけ!
トイレの気になる臭いを消すことが出来ます。
重曹自体は無臭なので「トイレの芳香剤のキツイ臭いが嫌い!!」という方にもおすすめです。
私もトイレの芳香剤の臭いで気持ち悪くなるので、これは嬉しい情報です。
また、重曹は消臭効果だけでなく湿気を吸収する効果もあるので、湿気がこもりやすいトイレにはぴったりの消臭剤です。口の大きい容器に重曹を入れて床に置くだけです。
容器は空いた瓶でも良いかもしれませんが、最近は100均などでお洒落な可愛い容器もありますので、インテリアの邪魔をしないものを選んでも良いですね!
2~3か月たったら消臭効果が半減しますので、消臭剤に使っていたものはタンクの洗浄用に使い、新たに消臭用のものを置いてください。
再利用出来て、環境にも優しく、安くて、簡単で、重曹はとても重宝しますね。
トイレに少し香りがほしいときは、小皿や小さめの瓶に大さじ3~4杯程度の重曹を入れ、お好みのアロマ3~5滴を混ぜてください。消臭剤とは別に、棚の上の高い位置などに置きます。香りがしなくなったら新しい重曹・アロマオイルと取り変えましょう。
実は私は、魔除けと浄化、虫除けのために盛塩にアロマの精油を混ぜて置いているんです。
重曹に、虫が嫌いそうなレモングラスなどの香りをつけると虫除けと、芳香・消臭の一石三鳥ですね!
まとめ
トイレのふち裏掃除からタンク掃除、消臭までとっても簡単な方法が分かったので、これからは頻繁に行うようにしたいと思います。
やはり水回りの汚れが蓄積しないように、日常的に綺麗にする習慣をキープすることが頑固な落ちない汚れを簡単に掃除する早道ですね。