昔に比べると自宅でおせち料理をつくって、お正月に食べるという習慣は少なくなっているかと思います。
しかし、デパートのおせち料理や、通販のお取り寄せなどで豪華なおせち料理を注文してお正月におせち料理を楽しむという方も増えています。
そもそもおせちってどういう意味があるのでしょうか。
メニューひとつひとつに願いが込められたお正月料理ですよね。
今日は石橋貴明のたいむとんねるという番組でタカさんミッツマングローブさんとフジテレビアナウンサー三田友梨佳さん・宮司愛海さんにおせちを振舞うという企画を放送していたので、ちょっとおせちの勉強をしたくなりました!
ちなみに昔から私が好きなのは栗きんとんと黒豆です。
日持ちがするようにあまーくあまーく味付けしてあるのだろうと思うのですが、私はちょっとあっさりしたのが好きです。
なので、買ってきたよりは自宅で手作りした方が好きな味になるかなーと思っています。
しかし、特に黒豆は大変です。
とっても時間がかかりますよね。圧力鍋という手がありますが、昔はストーブの上にずっと置いたままにして、1日中ぐつぐつ黒豆を煮ていたという記憶があります。
あ、自分じゃなくてお母さんが。笑
食べるの専門だったもので。
でも、年末からおせちを手作りして、年越しの準備を楽しむということもなんだか風情があっていいなぁって思っています。
おせち料理の種類って何がある?定番おせちの意味は?
おせちおせちって言うけれど、おせちっていったい何ですか?
漢字では「御節料理(おせちりょうり)」と書くそうです。
元来お正月だけにいただいていたものではないそうですね。
収穫物の報告や感謝の意をこめ、その土地でとれたものをお供えしていたようですが、それがだんだん進化していって現在のおせちの原型ができたそうです。
また、正月三が日もつように保存の効く食材や味付けが多いのですね。
おせち料理の持つ意味
おせち料理は、「めでたさを重ねる」という意味で重箱に詰められます。各段ごとに詰める料理が異なり、「この段にはこれを詰める」というルールと、素材や料理に込める意味があります。
確かに、お節料理と言って連想されるのは重箱に入ったものですし、ネット通販やデパートのおせち料理などもそうですね。
私の実家では大皿に1種類ずつ、ドン!ドン!ドン!という感じで盛られていた記憶があります。
だんだん量が減ってくると、小さい器に変わっていって、「お正月もおわりかー」な気分になって寂しい気持ちになったのを覚えています。
基本は四段重ねですが、最近は三段重が多いようです。地方やしきたりによって詰め方は異なるようですが、四段重ねの場合「四」が「死」を連想することで「与」という文字を使うようです。
おせち料理って本当にたくさんの品数がありますが、こんなの出てきたことない!というメニューもあります。
うちはあまり伝統をしっかり守るタイプの家ではなかったので…
一の重は「祝い肴・口取り」
二の重は「焼き物」
三の重「煮物」
与の重「酢の物・和え物」というルールがあるそうです。
五の重は「空っぽ」というのが個人的に好きです。
空いているスペースに福が入ってくるからということですね。
祝い肴・口取り-数の子・田作り・黒豆・栗きんとん・たたきごぼう・紅白かまぼこ・伊達巻・昆布巻き・ちょろぎ・錦たまご-
この中でイメージできないやつも正直あります。
ちょろぎってなんでしたっけ。錦たまごも、卵と言えばだし巻きしか出てきた記憶がありません。笑
数の子-「子孫繁栄」ニシンの腹子ですね。見てわかるようにたくさんの卵から子だくさんとか、子孫繁栄の意味を持っているんですね。
田作り-「五穀豊穣」これは不思議とエンドレスに食べてしまうメニューです。カタクチイワシを肥料に使ったことから五穀豊穣を願うものとしておせち料理に入れられているのですね。
黒豆-マメに働くという意味だと思っていたのですが、邪気払いと不老長寿の意味もあるそうです。
たたきごぼう-「深く根をはる」という意味。家がしっかりと根をはる、土台が強固になるという意味ですね。
紅白かまぼこ-紅白というだけで縁起がいい!ということだと思っていたのですが、赤には魔除け、白には浄化という意味があるそうです。
伊達巻き-形が巻きものみたいなので、知識が増えるようにという願いが込められているそうです。
昆布巻き-まさに「喜ぶ(よろこぶ)」のこぶ!昆布ですね。
栗きんとん-黄色い色が豊かさの象徴ですね。1年豊かに暮らせますようにという願いが込められています。
ちょろぎ-ちょろぎ・・ チョロギ?これふつう入っているものですか?全く連想できません。どうやら茎を食べる植物で「長寿」を願うものみたいですね。
錦たまご-こちらも我が家では出てきたことがありませんが、黄色と白のツートンが金と銀を連想して豊かさを連想させるものだそうです。
焼きもの-鰤・鯛・海老-
鰤-「出世祈願」鰤は出世魚であることから、「出世」を願う意味です。
鯛-こちらは想像どおり「めでたい!」の鯛ですね。
海老-「長寿祈願」海老って背中がグルンと曲がっています。これが背中が曲がるまでという長寿をイメージされるのですね。
煮物ーれんこん・里芋・くわい・ごぼうなど
煮物の段に入っているものは、とくに家庭や家族の幸せを願う意味が込められているそう。
れんこん-穴が開いていることから先の見通しが良いという意味。
里芋、くわい-子芋ができることから「子孫繁栄」
ごぼう-深く根をはる
酢の物-紅白なます
紅白なます-私の中では、美味しいけど飽きる。という正月の定番料理です。
紅白は水引をイメージさせるということで、縁起の良いメニューのようです
最近ではネット通販はデパートで高級おせち料理を注文するという方も増えているそうですね。
東京も銀座あたりは激戦区なのでは?
2019年東京のデパートのおせち激戦区は?新宿高島屋・伊勢丹から銀座三越・松屋など
高島屋-高島屋のおせちは、とにかく種類が豊富とのことです。また、地域によって種類の異なるおせちが選べるそうで、地方のかたにも有り難いですね。1位をつけているおせちランキングサイトが多いです!
伊勢丹ー商品によっては配達地域が限られてしまうという欠点はありますが、華やかで量が多いのが魅力だそうです。話題になったのは重箱がチタンで出来ている「チタン製おせち」
三越-和・洋・中のバラエディ豊かで豪華なおせちが魅力。とにかく華やかでゴージャスなおせちなら三越です。
大丸-今年は人気料理家大原千鶴監修の和おせちが登場。
コラボおせち
私が注目したのは、有機野菜のOISIX×DEAN&DELUCAのコラボおせち。
絶対お洒落だし、絶対美味しいですよね。
昔ながらのおせち料理もいいですが、スタイリッシュでおしゃれなおせちも惹かれますね。
それから、道場六三郎”氏監修のおせちは郵便局限定のオリジナルだそうです。
年末からせっせとおせちを作る習慣はなくなりつつありますが、デパートやネット通販の豪華なおせち料理が大人気ですから、おせちなんて食べなくなっちゃったなーという方もトライしてみてくださいね!
えーと私は、今年は黒豆と栗きんとんだけ買って楽しもうかなーと思っていますよ。