無垢材の床って本当に暖かくて、なんだか厚みがあって、合板とは全く違うんですよね。
私が住宅メーカーに勤めていたのモデルハウスでいいなーって思ったのを覚えています。
住友林業さんや積水ハウスさんのお家、素敵だったなー。
匂いもいいし、人気なのが分かります。
ただ、デメリットもあって、柔らかいため傷がつきやすかったり、水分を吸収しやすいため染みにもなりやすいんですね。
犬や猫を飼っているお家では結構大変ですね。
高いだけに、食べこぼしや、水をこぼしたなんてときは、無垢材を選んだことを後悔しますよね。
ただ、掃除方法やお手入れ方法はありますので、しっかり手入れして味のある無垢のフローリングを楽しんでください。
無垢床の人気の秘密とデメリットとは?合板には出せない
まず無垢材とは合板や突き板、集成材といわれる張り合わせた加工木材とは異なり、天然の木をそのまま切り出したものになります。
ですから、木目が様々でそれぞれの材木に個性があるんです。
そして、水分を吸ったり吐いたりして湿度調整を行ってくれます。
デメリットと言えば、個性を材料のバラつきと捉えたり、吸湿によっておこる膨張作用によって反りが出たりすることでしょうか。
経年変化を楽しめるところもいいところですが、劣化もありますのでメンテナンスは必要です。
また、とても希少なものなので、お値段も高いです。
どんな種類の無垢床があるの?色は?硬さは?針葉樹から広葉樹まで
無垢床に使われる木材
ナラ/スギ/桜/栗/ウォールナット/チーク/松/パイン/メープル/アカシア などなど
硬さも色も様々です。
そしてとにかく、1本の木から採れる部位が少なく、希少なものなのですね。
水が苦手な無垢床の掃除。雑巾がけ?掃除機OK?モップやクイックルワイパーはNG?
水を吸いやすい無垢材の床は中性洗剤をかたーく絞った雑巾で拭くのが良いみたいです。
傷がついてしまうので、掃除機よりはほうきで集めて一度に吸うとか、ダメージの少ない方法で塵やほこりを集めます。
クイックルワイパーは洗剤に浸っているものはシミになりやすいため使用はNGです。
水や油をこぼした場合は、すぐに乾いた雑巾か、中性洗剤を溶かした水を含ませて硬く絞った雑巾で、丁寧に拭きます。
水を吸収しやすい性質を持っているため、染みになりやすいので注意です。
無垢床の隙間のゴミ掃除
つまようじでほじほじしてふき取りましょう!
とにかく傷つきやすいので、くれぐれも気をつけて。
酷い汚れや染み込んだ汚れにはサンドペーパーで削ってワックスで補修
こびりついた汚れや、染み込んだ汚れはサンドペーパーで削り落とします。
結構勇気がいります。
削った部分はまたワックスや塗装を行って周りと馴染むようにしましょう。
傷のお手入れも同様に、サンドペーパーで削る→ワックス塗装で。
木目に沿ってやすりをかけるように行うのがポイント!
無垢床の油染みや傷を防ぐために。ウレタン塗装?自然塗料?オイル塗装?
ウレタン塗装は無垢材を硬化した塗膜で覆ったもの。
こちらが一番お手入れがしやすいようです。
通常のお手入れは、前述したように固く絞った雑巾での雑巾がけや掃除機で良いそうです。
無塗装。体に優しい自然塗料-蜜蝋、天然由来のオイル、米ぬか-
無塗装は一番ナチュラルですが、やはり汚れや傷に弱い。
ということで自然由来のオイル塗装を施した方が良いそうです。
自然塗装とは、蜜蝋や天然由来のオイルなど浸透するタイプの塗装を施すこと。
見た目はナチュラルで、保護効果もあるとのことです。
これは身体にも優しくて、見た目もナチュラル。
無垢床を好む人のテイストに合っていそうですね!
米ぬかを布に包んでこすりつけるという方法もあるみたい。
ナチュラルで優しいですね。
私は、暖かくて柔らかい無垢材が大好きです。
劣化も味のある経年変化ですから、一緒に年を重ねるようで素敵ですよね。